柱の修正材と梁の集成材は、違うものを使用します。
今回の建物は、柱はすべて集成材で作り、梁は一部集成材を使用しています。
梁の一部を集成材に使用しているのは、構造計算をしてみると梁せいがかなり大きくなってしまい、天井内に入れる電気の配線等が納まらなくなるので、集成材を使い梁せいを小さくしました。
ここで集成材の使い分けですが・・・
柱には『同一等級構成集成材』を使用します。
梁には『異等級構成集成材』を使用します。
柱はすべて同じ材用を数枚組み合わせて、柱の断面を構成していきます。
梁の異等級の場合は、中心を境に線対称(一番上と一番下は同じ強さの材料)となるように断面を構成しています。
柱の梁は同じ木材ですが、力のかかり方が違うので、それに合った材料を使用することがいい家になると思っています。