構造計算

2階リビングで耐震性能を

ワークスペース

今回は2階にリビングを配置するメリットです。

中々山梨では敷地に余裕があったりなかったり・・・

車が必須のため敷地はある程度確保しているが、車2台分の駐車スペースも必要不可欠です。

そこで2階にリビングを配置するメリットも出てきます。

2階をリビングにして、耐震性能を向上させる。

なるべくコンパクトにおさめ、LDKを1階全体にさせる場合、2階へLDKを持っていくメリットが出てきます。

木造住宅の場合では、耐震性能を耐力壁の配置によって決めていきます。

※構造計算の場合はまた別です。

簡略して考えると、耐震壁が多い方が地震に強くなると考えてください。

もし1階にLDKを作り壁が少ない場合、2階の個室の部屋の壁の力が伝わりにくくなります。

2階の壁が下の1階の壁の上にあるかも重要になってきます。

これを壁の直下率と言います。

この直下率が高くなるほど、力の伝わり方が分散し倒壊を防ぐことにもなります。

おおむね60%を目安にすると良いと思います。

もうお分かりかと思いますが、LDKのような壁を少なくしたい部屋は2階に持っていき、個室など壁の量が多くなる部屋は1階に持っていくことで耐震性能も向上させるメリットとなります。

1階にLDKを配置した場合でも、畳コーナー・納戸・洗面脱衣室など細かい部屋が作れるようでしたら、特に問題なく耐震性のを確保できます。

他にもメリット・デメリットがありますが、長くなってしまったのでまた今度書き込みます。

 

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